こんにちは、寝ても覚めても債務者の無吉です。
リボ払いと一言でいっても、いくつかの種類にわかれています。
恐ろしい話ですが、リボ払いの種類によっては請求通りに払っているだけではほとんど借金が減っていない可能性もありますし、借金が一生かかってもなくならない支払い方法もあります。
支払い方法に関しては各クレジットカードやカードローンによって決まってしまっている場合がほとんどですが、ぜひご自分の契約している支払い方法については把握しておいてください。
今回はそんなリボ払いの種類について私といっしょに勉強していきましょう。
勉強勉強!…zzz
約定返済について
リボ払いの前に約定返済(やくじょうへんさい)について説明します。
今の私の場合であれば、三井住友銀行に毎月5日に18.000円を最低支払わなければなりません。
これを支払えない場合は、遅延扱いになり遅延損害金が発生します。
簡単にいうと借金している相手に毎月、最低でも返済しなくちゃいけないお金だね!
日付に関してはだいたいの業者はいくつかの候補日から選ぶ形になりますが、最低で支払う金額に関してはその借入先によって違います。
そして支払い方法にはいくつかの種類がありますが、その中でも分かりずらい通称『リボ払い』について説明していきます。
※一括払いや分割払いについては何となくわかると思いますし、それを選ぶ人は基本的にリボ払いで借金とは縁遠いと思いますので除きます。
リボ払いの種類
リボ払いといっても8種類あるのですが、いきなりそれを書くと私のように挫折してしまいます。
僕は何度も勉強しようとしたけど、途中でやめたんだよね…
といっても理解してみると意外と簡単で、いくつかの種類を組み合わせているだけでした。
まず、大きく分けると次の2つになります。
- 残高スライド〇〇リボルビング方式
- 〇〇リボルビング方式
さらに〇〇のなかに入る4種類の方式があり、合計で8種類となります。
まずは4種類の〇〇から説明します。
4種類の〇〇とは?
- 元利定額
- 元利定率
- 元金定額
- 元金定率
先程の〇〇にもこの4種類が入るのですが、よくみると4種類の言葉(元利、元金、定額、定率)が組み合わさっているだけです。
前半の単語が2種類(元利、元金)、後半の単語が2種類(定額、定率)で組合わさっているだけなので、4つの単語の意味さえ理解できれば、あとは意味を組み合わせて考えるだけです。
元利
リボ払いの支払い方法に元利とつくものは、毎月の支払いのなかに元金と利息分が含まれています。
支払額が1万円であれば、1万円のなかに元金の返済分と利息の返済分が含まれている形になります。
元金
元金とつくものに関しては、元金返済分にプラスして利息分を支払います。
元金に対する返済が1万円であれば、1万円+利息分が支払いとなります。
前半の説明だけだと意味が分からないかもしれないけど、後半を組み合わせることによってグっと分かりやすくなるよ!
定額
定額とは月の支払額を1万円や2万円など、定額で決める方式。※だいたい決められた金額のなかから選ぶ形になります。
定率
定率とは支払い額を借入額の10%や20%と、定率で決める方式。※だいたい決められた割合のなかから選ぶ形になります。
あとは単語と意味を組み合わせるだけ!
元利定額
まず前半部分が元利なので、支払い額のなかに元金返済分と利息の返済分が含まれます。
後半部分は定額なので、1万円の支払いに決めた場合は月の約定返済額(最低でも支払わなければいけないお金)は1万円で、その1万円のなかに元金と利息の返済分が含まれています。
元利定率
これも元利なので、支払い額のなかに元金返済分と利息の返済分が含まれます。
ただ定率なので仮に借入が100万円で、支払額が10%の場合は初月の支払いは10万円になりますが、借入額の10%の支払いなので、返済をして借入額が下がっていくと支払い額も下がって行きます。
元利定額と毎月の支払い額の決め方が違うだけです。
元金定額
このあたりからピンとくるのではないでしょうか!?※私はピンときませんでしたが。
これも定額なので先程と一緒で1万円と決めたとします。
ただ元金に関しては元金返済分にプラスして利息分の支払いをしますので、1万円+利息を足した分が毎月の約定返済額となります。
元金定率
ここまできたらもはや分かりましたね?※私はしばらくわかりませんでしたが。
元金定額と毎月の支払いの決め方が違うだけで根本的には一緒です。
違うのは返済額を借入額のパーセンテージで決めるということだけです。
元金なので元金の返済分にプラスして利息分を払います。
4種類の〇〇のまとめ
- 言葉の意味を一つずつ理解すれば分かりやすい。
- 実は2種類の支払い方と、2種類の支払額の決め方を組み合わせているだけ。
それでは次に最初にでてきた『残高スライド〇〇リボルビング方式』『〇〇リボルビング方式』の〇〇の外側を説明していきます。
ここまできたらあと一歩!zzzzzzz
〇〇リボルビング方式
- 元利定額リボルビング方式
- 元利定率リボルビング方式
- 元金定額リボルビング方式
- 元金定率リボルビング方式
以上の4種類がありますが、実はこれは先程の4種類の〇〇の説明がそのままあてはまります。
自分で選ぶ支払額の決め方と支払い方を組み合わせただけのものです。
実はすでにこれの勉強は終わっていたんだ!残すはあと一つ!
残高スライド〇〇リボルビング方式とは?
借入の額によって支払額が変わる支払い方式のこと。
例
- 例借入額100万円〜200万円未満→約定返済額2万円(最低でも支払わなきゃいけないお金)
- 借入額50万円〜100万円未満→約定返済額1万円
このように、借入の金額によって約定返済額が決まっているのが残高スライド〇〇リボルビング方式です。
借入額が何円〜何円の間は返済は◯円といった形で金額が決まっています。
- 残高スライド元利定額リボルビング方式
- 残高スライド元利定率リボルビング方式
- 残高スライド元金定額リボルビング方式
- 残高スライド元金定率リボルビング方式
の4種類ですが、もはや『残高スライド』を付け足しただけのものになります。
ただ、支払い方(〇〇の元利と元金の部分)については同じ意味ですが、支払額(〇〇の定額と定率の部分)については、自分で選ぶのではなく最初から決まっています。
残高スライド元利定額リボルビング方式
元利なので支払額のなかに元金への返済分とプラスして利息の支払い分も含まれています。
定額ですが『残高スライド』なので、支払額は最初から決められた金額になります。
『残高スライド』がついたことにより、最初から決まった金額が適用されます。
残高スライド元金定額リボルビング方式
上記の支払い方法の元利のところが元金になった支払い方式。
元金+利息分の支払いとなる。
残高スライド元利定率リボルビング方式
元利なので支払額のなかに元金への返済分とプラスして利息の支払い分も含まれています。
定率ですが『残高スライド』なので、支払額は最初から決められた割合になります。
借入額が100万円〜200万円未満 約定返済額は借入額の10%(最低でも支払わなきゃいけないお金)
借入額が50万円〜100万円未満 約定返済額は借入額の5%
残高スライド金利定率リボルビング方式
上記の支払い方法の元利のところが元金になった支払い方式。
元金+利息分の支払いとなる。
お疲れさまです。
以上でリボ払いの全種類をコンプリートです。
さぁ寝ましょう!!
最後に
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。
残高スライド〜につきましては、『最初から金額が決まっているならこんなの知っても意味がないじゃないか』と思う人もいるかもしれせません。
私もこんな状況じゃなかったらそう思ったでしょう。
でもそれではダメなんです。
元金なのか元利なのかによって月々の支払いで実際に借金がいくら減っているのかが全く違います。
冒頭でも述べましたが、元利であった場合は借金がほとんど減っていない場合もありますし、定率であった日には借金は永遠になくなりません。
そのためにも自分の契約している借入先の支払い方法をきちんと把握し、返済までどれくらいの期間がかかるのかを知っていただければと思います。
>>>【借金の簡単な調べ方】馬鹿な自分がリボ払いの金利と支払い期間を計算して絶望した
それではみなさま、よい返済ライフを!!