内緒で自己破産アイキャッチ

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家族に内緒で自己破産はできるのか?

SNSで拡散されて話題になった「破産者マップ」という官報の情報から、自己破産、個人再生を行なった人の記録をGoogleMap上に表示したサイトがありました。

SNSで流れてきたので好奇心から近所を見てみると、自分の住んでいるマンションにも破産者がいることを示すマークがついていたのです。

「こんな近くにも破産者はいるものなのか」と軽い気持ちでクリックすると、そこにはなんと妻の名前が…


債務整理のなかでもメリット、デメリットともに非常に大きい自己破産ですが、家族に内緒でできるとしたらあなたはどうしますか?

この記事では妻が内緒で自己破産をした時の流れや時間を記録しています。

以前から妻に借金があることは気づいていて当サイトにも書いていましたが、自己破産をしていたとは全く想像もしていませんでした。

無吉無吉

ネタだったらいいんだけどね…残念ながらノンフィクション!

妻の借金を調べてた時の記録はこちら>>妻は隠れ借金主婦でした…借金は隠してもバレる【理由と借りた方法】

夫に内緒で自己破産はできる

内緒自己破産アイキャッチ

以下の条件をクリアすれば、夫に内緒で自己破産は可能です。

  • 保証人のいる借金がない
  • 家族分の家計簿や給料明細を裁判所に提出できる
  • 家族に内緒で協力してくれる弁護士さんがいる

保証人のいる借金がある場合は、自己破産を申請すると保証人に借金の請求がいきますので、旦那さんが保証人の借金などがあればバレるでしょう。

しかし自分が自己破産したからといって旦那さん名義の貯蓄や資産は原則として別で扱われるので、旦那さんの貯蓄や資産が没収されてバレるわけではありません。

旦那さんの給与明細(3ヵ月分)などの提出を求められる場合もありますが、生活状況の確認などのためなので基本的に何か言われることはありません。

無吉無吉

ただ、例えば旦那さんの年収が数億円などで自己破産額が極端に少額だったりと明らかに不自然な点があるとそもそも弁護士さんが受けてくれないかもしれないけどね

自己破産の手続きの前に自分の資産を旦那さんに預ければ残せる?…と思うかもしれませんが、数年前までの入出金歴を記帳した通帳等を提出する必要があり不自然な入出金があると受けれない可能性があるのでできません。

また、弁護士が家族に内緒で自己破産の手続きを行なってくれるのか?という疑問もありますが、やってくれるところはあります。

妻がお願いしていた事務所では「できれば旦那さんに相談を」との言葉はあったようですが、最終的にはバレないように手続きをしてくれていました。

これらの条件をこなせば、家族に内緒で自己破産をできる可能性があります。

郵送物とかでバレることはないの?裁判所からの手紙などは弁護士事務所へ届くようにしてくれて、PDFにしてメールに添付して送ってもらえます。

自己破産までの流れ-時間や費用-

自己破産かかる時間流れ

うちの妻の場合ですが、どの弁護士事務所でも大まかな流れはあまり変わらないかと思います。

破産当時の妻

  • 職業:パート(年収70万円)
  • 年齢:30代前半
  • 借金額:2社で250万円(クレジットカード70万円と銀行系カードローン180万円)
  • 借金理由:生活苦

弁護士への相談

妻

ずっと借入しては自転車操業を繰り返してごまかしていましたが、借金が減るどころか気づけば250万円に。もうどうにもならないと思い、まずは弁護事務所の無料相談を受けることにしました。

債務整理は借金が減ったり無くなったりする可能性はありますが、これから数年間ローンを組めなくなったりとあなたにとってデメリットもあります。

また、ひとくちに債務整理といっても種類があります。

  • 自己破産:借金を全て無くせる可能性をもつ リスク
  • 個人再生:借金を大幅に可能性をもつ リスク
  • 任意整理:利息分を無くしたり、月の支払額を減らせる可能性をもつ リスク

借金や収入の状況により取るべき手段は変わりますので、まずは専門家に相談することが必要です。

>>債務整理について詳しくはこちらのページをご覧ください

弁護士への依頼

妻

弁護士さんに相談して話し合った結果、任意整理ではなく自己破産を選ぶことになり正式に依頼しました。

無吉無吉

なんで自己破産を選んだの?

妻

自己破産を選んだ理由は、収入(パートで年間70万円ほど)や借金額(250万円)、「夫に内緒で」という状況を考えても「自己破産できます」と説明され、「自己破産をしても年齢的にもまだやり直せる」という弁護士さんの言葉が決め手でした。

弁護士に依頼した時点で弁護士は債権者に依頼を受けた旨を通知します。

これを「受任通知」といい、法的な効力があります。

その通知を受けると債権者は支払いや督促を止めなければなりませんので、支払いや督促がとまります。

この相談の時から今まで、債権者からの督促や連絡は一度もありません。

自己破産の手続きの前に支払い

妻

弁護士費用の40万を分割で支払うことになり、3万円ずつを13ヶ月支払ったところで手続きを開始していただけました。

依頼する事務所により対応は変わりますが、それから分割で自己破産の費用を支払うことになります。

費用を払い終わるか大半支払い終わり目処がついたところで、弁護士は自己破産の手続きを開始します。

弁護士も仕事なので、費用を回収or回収する目処がついてから手続きを行うということでしょう。

費用は事務所によりまちまちですが、うちの場合は40万円ほどを14ヶ月にわけて支払ったようです。

無吉無吉

最初に「厳しい時は相談してくださいね」と言われていたようで、実際に支払いを待ってもらった月もあるみたい…ってオイッ!

妻

今まで自転車操業ではあるものの月に返済をしていた8万円がなくなったので、月に3万円の支払いは難しいものではありませんでした。お金にも精神的にも余裕ができました。

無吉無吉

(ボソッ)いや、遅れてるじゃん…

手続きを開始するとまず弁護士は一人で裁判所へ行って裁判官と面接をし、破産の手続きが始まります。

提出するもの

手続きの際に提出する必要がある物があります。

  • 給与明細3ヵ月分
  • 記帳した通帳
  • 家計簿
  • 納税証明書
  • 住民票
  • 賃貸物件契約書

他にも自己破産を申請する理由を裁判所に提出する必要がありますが、そのあたりの書類は面談時の話をもとに弁護士事務所で作成して提出してもらえます。

裁判所で免責審尋を受ける

妻

弁護士さんに伝えられた日に裁判所へ弁護士さんと二人で行き、裁判官と面接をしました。

無吉無吉

日付はこっちから指定できるの?

妻

4月に裁判所に行くことになっていましたが、前半は子供の入学式などで立て込んでいることを弁護士事務所に相談したところ、その時期はずらして対応して頂けました。

無吉無吉

弁護士事務所にもよるかもしれないけど、そういう部分にも対応してもらえるのはありがたいね!

裁判所に行き他にも破産手続きを受ける人と同じ部屋で裁判官から説明を受け、名前を呼ばれて返事をすれば終わりです。

他にも部屋がありますが、同じ部屋だけで25組~30組くらい破産手続きを受ける人がいます。

所要時間は弁護士さんと裁判所前で待ち合わせて出てくるまで40分程度でした。

免責が確定する

妻

裁判所に行ってから1週間ほどで免責が確定した旨の書類が弁護士事務所に届き、メールにPDFで添付して送っていただけました。

1週間ほどで免責許可決定が弁護士事務所に送付され、その後何もなく1ヶ月経過すると免責許可が法的に確定します。

この時点で復権となり、破産者ではなくなります。

勘違いしがちですが、破産者とは破産手続きを開始してから免責が決定されるまでの期間を差します。

そのため免責が確定した人は破産者ではありません。

無吉無吉

だから何だという話だけどね

自己破産の手続きにかかる期間

時間的な流れは以下になります。

  1. 12月に弁護士に相談~依頼
  2. 翌々年3月に弁護士が手続き開始
  3. 4月に免責確定

初めの相談から1年と4ヶ月で自己破産の手続きが完了しました。

うちは弁護士費用を分割で支払っていた期間が長いのでこれくらいかかりましたが、支払いがもっと多ければそのぶん早く手続きをしてもらえます。

内緒で自己破産をしていることに気づかなかったのか

自己破産内緒疑問なし
「妻に借金があるかもしれない」というのは何となく気づいていましたが、さすがに自己破産をしていたというのは想像もしていませんでした。

たまたま破産者マップというのが公開されて見たのでこの事実を知りましたが、これが無ければ永遠に気づかなかったことでしょう。

実際にスマホの割賦払いに通らなかったのを目の当たりにもしていましたが、自己破産をしているとは夢にも思いません。

借金があるかもしれないと思っていたのに自己破産をしているとは微塵も思わなかったので、自分の中ではそれくらい自己破産というのは非現実的なことでした。

内緒で自己破産をした妻への気持ち

自己破産知った感情
責める気持ちは全くありません。

むしろ辛い選択をさせて申し訳なくて、自分の甲斐性のなさを情けなく思います。

ただこれは自分がもともと内緒で借金をしていたのと、妻の借金について何となく予想がついていたことが関係しているかもしれません。(もちろん自己破産は想定外ですが)

誰にも相談できないまま自己破産の選択をして弁護士に依頼し、裁判所へ行き免責を受けるというのはかなり精神的に辛いものがあると思います。

その時の妻の不安などを想像すると、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

一言だけでも相談して欲しかった。と思う部分もありますが、それ以上に申し訳なくて責める気などありません。

自己破産をする前に相談した方がいいとは思う

内緒で自己破産をしてもバレない可能性もありますが、ふとした時にバレる可能性もあります。

自分の場合は破産者マップという特殊なことがあったのでわかりましたが、感のいい人はスマホの割賦払いができなかった時点で気づいていたでしょう。

裁判所や弁護士事務所とのやりとりではバレなくても、そういった想像していないことでバレる可能性があります。

その時に相手が受けるショックは計り知れません。

あなたが自己破産を考えるまでになった理由は何ですが?

仕方のない理由であれば分かってくれるかもしれませんし、借金が自分のせいであるのであれば言わなければ相手にとって失礼なことでしょう。

どちらにしろ伝えるべきなのではないか、とは思います。が…内緒のまま終わらせられるのであればそりゃぁ内緒で終わらせたいですよね。

無吉無吉

僕は債務整理はしなかったものの、僕もバレたくないって気持ちだけで借金を完済したからね!

破産したその後の人生

自己破産後の人生
自己破産をしたからといって特に何かが大きく変わることはありませんでしたが、お金の余裕はだいぶできたようです。

月に3万円近く払っていた利息分が残るので当然かもしれませんが。

今まで利息+返済で支払っていた分は丸々貯金ができるようになりました。

自己破産という制度によって我が家が立て直せたのは間違いありません。

しかし、それを妻に独断で決意させてしまったことはとても後悔しています。

妻に自己破産という経歴をつけてしまった事実は一生をかけて償って行こうと思っています。

借金で困ったら

まずは無料、匿名で相談できるサービスを使って債務整理をした場合にどれくらい借金が減らせるのかを把握しておきましょう。勇気をだして一歩踏み出さなければ何も変わりません。