もう間に合わない!?過払い金請求ができる期限の目安を解説

こんにちは、寝ても覚めても多重債務者の無吉です。

今回は過払い金が請求できる可能性のある状況と出来ない状況をお伝えしていきます。

私も過払い金請求をしたいと思い、色々調べて準備に取り掛かっていたのですが、残念ながら過払い金請求が可能な対象ではありませんでした。

もしできる可能性がある方で、まだ過払い金請求をしていない方は参考にしていただければと思います。

 

無吉無吉

僕も請求したかった!

過払い金請求とは

過払い金請求とは、グレーゾーン金利と呼ばれる利息制限法の上限よりも高い金利でキャッシングでの融資をしていた時期がある金融機関に借入していた場合、適性の金利で計算し直し差額分を請求すること。

以前は大手銀行でさえもグレーゾーン金利で貸出を行っていました。

過払い金が請求できる目安

できる可能性がある借入時の状況と、可能性が低い状況をまとめましたので目安としてご覧下さい。

請求ができる可能性がある

借入をした時期

2007年~2008年の間に、大手含むほぼ全ての金融業者の利息が改正されたので、2008年以前の借入が対象になります。

借入をした時の金利

利息制限法でキャッシングの年利の上限は18%と決まっておりますので、それを超えている場合は過払い金請求の対象になります。

借りた時の利率なんて分からない!という方はこちらの記事をご覧下さい。※記事中のプロミス以外のCMをリアルタイムで見ていて、その時期にどこかで借入をしていた方は、対象の可能性があります。

>>>【見覚えがあれば過払いかも!?】多重債務者が選ぶ消費者金融のCMランキング!ベスト4

過払い金の請求ができる可能性が低い

まず、必須の条件として最後の取引(借入、返済等)から10年以内というのが絶対条件になります。最後の取引から10年を越えると過払い金の請求はできません。

以下の金融機関での借入

アットローン、キャッシュワン、オリックス、SMBCモビット、銀行系カードローン、信用金庫、労金

以上の金融機関はもともと利息上限法の範囲内での貸出をしていたので、借入時期に関係なく対象外になります。

※上記に入っていない金融機関でも、それぞれの借入の契約内容によっては金利が利息上限法の範囲内の場合があります。その際は対象外です。

 

倒産している業者に関しては請求できる場合もあるようですが、返ってきたとしても数%程度になることが多いようです。

注意事項

完済している借入に対して請求する分には問題ありませんが、現状で借入をしている業者に過払い金請求をする場合は、過払い金請求のお金と借金を相殺する形になります。その際に借金が残ると債務整理扱いになりますので注意が必要です。

 

過払い金請求の対象はキャッシングのみになりますが、ショッピング枠まで含めて完済しきれないと、債務整理扱いになります。

借入が無くなる、もしくはさらに返ってくる場合は債務整理扱いにはなりません。

 

もうひとつの注意事項としては、過払い金請求した業者は次から借入ができない可能性が高いです。※個人的にはそっちがグレーゾーンで貸してたのにそんなことを言うところで借りません!という気持ちですけどね。

バレる?バレない?

  • 自分で手続きをする場合は書面でやり取りをするので、自宅にいる家族等にはバレる可能性があります。
  • 弁護士や司法書士に依頼する場合は、書面等も弁護士や司法書士にいきますので、基本的にバレません。

自分で手続きをする

過払い金請求に関しては自分で手続きをすることも可能です。私も最初、自分で手続きをしようと思い調べていました。

メリット

  • 弁護士や司法書士に払う手数料がかからない。

デメリット

  • 手間がかかる。※借入先に取引履歴を開示したり引き直し計算をしたりなど。
  • 依頼した場合よりも時間がかかる場合が多い。※依頼した場合は数ヶ月~1年くらい。
  • 相手が払わない場合、訴訟を起こさないければならなくなり、さらに手間がかかる。※基本的に訴訟を起こせば負けることはあまり無いようです。

その他

現状でサービス名としてでも残っているところに関しては過払い金請求は可能です。

例えば、旧レイクで今は新生銀行カードローンレイクとなっていたりです。

他も吸収されたところなどは可能なようですが、当時の借入先の現在の状況によっては素人には難易度があがるかもしれません。

私としてはやはり時間がかかるのと、訴訟しないと相手が応じない時などに困ってしまいそうです。

弁護士や司法書士に依頼する

メリット、デメリットに関しては自分で手続きする場合と逆になるといってよいでしょう。

手間や時間は圧倒的に少なくなりますし、訴訟になっても代わりに手続きをしてもらえます。

個人的には家族に隠せるという点が大きいです。

その他

弁護士や司法書士は過払い金請求についてはかなり積極的なようですね。きっと儲かるからでしょう。

当然の事ですが儲かる仕事は誰でも頑張ります。私も当然そうです。なので基本的にはどこでもきちんと対応はしていただけるはずです。

ただ、残念ながらその儲かるということに欲を出して自分の取り分を多くしたり、借金と過払い金請求とで精算をしてウヤムヤにしてしまう弁護士や司法書士もいるようです。そのため、事務所選びは慎重にしなければなりません。

まずは匿名で無料相談をして、過払い金のことや依頼した際の料金を聞くところから初めてみてはいかがでしょうか。

無料相談がないところにいきなり頼むのいうのは少しとまどうと思いますので。

最後に

上限金利が見直されてからもうすぐ10年がたちます。

当時の金利を考えると恐ろしいものですね。

最後になりましたが自分で手続きをしたい場合は、以下の点が気にならなければ自分で過払い金請求に挑戦してみてもいいかもしれません。

  • 時間と手間がかなりかかってもいい
  • 今も請求する相手がはっきりしている(倒産していないか等)
  • 家に相手や裁判所から郵送物が届いても問題ない

 

この辺りが問題ないようであれば、自分でやってみる価値は充分にあると思います。

どの方法を取るにしても払い過ぎた分を返してもらうというのは、あたりまえの事だと思いますので、まだ請求していない方は注意事項だけ守ってぜひ請求していただければと思います!

それではみなさま、よい返済ライフを!