先日、隠れて借金していたことを妻にカミングアウトしてきました。
結論からいうと、許してもらえました。
が、どこかで少し期待していたお互い泣きながら今までの苦労を話し、愛が深まるようなドラマチックな展開にはなりませんでした。
むしろ、アレ?っと思うような・・・
簡単ではありますが、その時の内容を報告して終わります。
カミングアウト
借金の意味ももう十分に伝わる年齢なので、子供の前で話した方がいいか?とも思いましたが、先に妻に話して子供に伝えるかどうかは妻の判断に任せることにしました。
子供たちを預かってもらい、妻と二人で話すことに。
借金の始まりから終わりまで、全て包み隠さず話しました。
自分でも情けないほど声が震えてしまいました。
はじめに僕が『じつは借金をしていて』と言ったときに、妻は
『は?』
と言っていましたが、怯えながらも順番に説明すると言うと最後まで黙って聞いていてくれました。
借金の経緯からいろいろなことをやって完済したことを説明し、いったん話をきりました。
そこで妻から、『そっか。お疲れさま』という言葉が発せられました。
この言葉に今までの返済生活のことがフラッシュバックし、こらえきれず、ずっと我慢していた涙が溢れ出ていました。
『うゔゔぅ〜ごべんゔぁさい』
嗚咽を漏らしながら今までの裏切りを心から悔い、なんとか涙を止めようとしましたが、溢れ出る涙を止めることができません。
必死に泣き止もうとしていると、次の瞬間、
『ばちん!!』
という激しい音とともに、左の頬を強烈な痛みが襲いました。
一瞬わけがわかりませんでしたが、どうやらビンタされていたようです。
指のあとがクッキリと付く、強烈なフルスイングビンタでした。
「お疲れさま」の言葉で許してもらえたと思って安心して泣きじゃくっていたところに強烈なビンタをくらい放心状態の僕は、おそるおそる『離婚ですか?』と尋ねました。
すると妻に『なに?離婚したいの?』と聞かれたので、『したくない』と答えたところ、『そこまで反省してるならもういいよ』と言ってくれました。
え?じゃあ何でビンタしたの?と思いましたが、その言葉はグッと飲み込みました。
そこからは返済が終わって副業分のお金が余るのでその話。
確定申告で使う書類を見せて、管理してほしいとお願いしました。
妻は『分かった』とだけ言い、話は終わりました。
妻とは子供の頃からの付き合いだからわかる。
これはイマイチ納得がいっていないけど、なんだかんだ許してくれる時の妻だ。(たぶん)
カミングアウトした僕に残ったもの、「罪悪感から解放された心」と「家族」と「頬についた指の跡」。
カミングアウトが終わった今だからこそ言えるけど、正直もっと物理的にシバかれると思ってたからビンタで済んで良かった。
最後に
諦めずに返済さえ続ければいつか借金は無くなります。
重要なのは、完済に向けて適切な行動することです。
借金が減らない、もしくは増えている状態で返済生活がとつぜん終わりを迎えることなどありえません。
何かしらの行動をとって現状を変える必要があります。
今と違うことをするのは怖いですしかなりのパワーがいりますが、一歩踏み出す勇気が必要です。
これで僕の借金返済物語は終わりです。
次は今これを読んでいるあなたの番です。
隠れて返済をしていると辛いことや辛いこと、または辛いことがあり、下手をすれば幸せな瞬間すら借金を思い出して辛くなることもありますし、自分で作った借金なのに『なんで俺が返さなきゃいけないんだ』という意味のわからない思考になったり、イライラしたり、情けなくなったり、支払日前は不安で眠れずに夜中に家族にバレないように布団を被って泣いたり、金融業者の電話番号はもしも見られた時のために適当な苗字で電話帳に登録したりすることもあるかもしれませんが、そこを抜ければ幸せな未来が待っているはずです。
どうか挫けず頑張ってください。
いつか来る明るい未来を目指して!
追伸、
最後にお金の話し合いが終わって、後ろを振り返って食器棚に映った時の妻の口元が歪んでいたような気がしたのですが・・・気のせいですよね。
なんだろう?なんだかデスノートのキラみたいな・・・
出典:©デスノート
いやいや、そんなわけはありませんよね。汗
長年のご愛読ありがとうございました。
次回作に期待しないでください。